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2008年7月24日 (木)

燈盗蛾

燈盗蛾と書いて、ヒトリガと読む。
火盗蛾だったり、火取蛾だったりはするが、要は「飛んで火に入る夏の虫」ってやつだ。

それは蔑んでいるようにも、嘲っているようにも、あるいはある種の親しみをも含んでいるのかもしれない。
「飛んで火に入る夏の虫」、この言葉がこんなにも美しい蟲を示す言葉だとどのくらいの人が知っているのだろうか。

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外灯の周りを舞い飛ぶその姿は遠目に分かるほど。
赤と黄の極彩色を纏い、夜を舞う。
ちなみに、写真はジョウザンヒトリ。
もう少し時期が進めば、本家本元ヒトリガが舞う姿も見られることだろう。

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こちらはスジモンヒトリ。
薄黄色の翅と赤い腹が美しい

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そして、シロヒトリ。
大きな蛾ばかり見ていると小さく感じるが、実はなかなか大きい。
純白に紅の脚とは気品溢れる姿ではないか。

燈盗蛾。
燈など盗らずとも、すでに彼らは美しい焔の色彩を持っている。
濃紺の夜闇に、彼らこそが紅の焔を燈しているのだ。

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