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2009年1月12日 (月)

オオアオジタの眼(その後)

2008年11月4日にオオアオジタのぷちの眼の異常について記事にしました。
遅ればせながら、その後の経過についてです。

まず、始まりは11月3日。
右眼が充血し、眼球が後方を向いたまま元に戻らない状態であることを確認。
田舎であるため、爬虫類の専門医はおらず、とりあえず地元で一番の病院に駆け込んだのが翌日4日のことでした。
とりあえずの処置として、点眼薬をもらい、投薬開始。
3日経過した時点で充血がひいたので、再び獣医で検診。
経過は良好との判断を得て、問題があればまた来診してくださいとのことでした。

●11月4日撮影
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頭部。
若干右眼が腫れているのが分かります。

08114_3














眼の充血。
また、眼球がこの位置から動かない状態。

……と、ここまでが前回までのお話。
その後の経過は長くなるので、続きに記載します。

実は、その後が一番酷かったのです。

私が出張で1泊2日、家を空けたとき。
帰宅して、ぷちのケージを覗き見ると、ケージ壁面が血塗れ。
もう見たまま、明らかに出血箇所を擦りに擦りつけまくったという感じでした。

●11月12日(出張より帰宅後の状態)
081112_2














頭部、右眼の恐ろしいほどの腫れ具合が分かる。

081112_4_2














充血と周囲の腫れが酷い。
眼球もこの位置から動かず。 
腫れのぐじゅぐじゅ感も相当で、もうショックで何の言葉も出てこない。

このまま眼球が腐り落ちるかもしれないと思いました。
眼球か口内か、腫れの元は素人の私では判断できません。
生きながら膿み腐ることがあるならば、そうなる前に冷凍庫かもしれないと本気で迷った瞬間でもあります。

生かすも殺すも飼育者次第。
飼育されている以上、どんな生き物にも選択権はほとんどないでしょう。
私たちは彼らの心を「~だろう」と想像するが限界で、彼らの本当の想いなぞ、きっと誰にも分からぬものなのです。
分かることといったら、彼らが自ら死を選択することはできないということくらい。

人の価値観で、ぷちに死を迫るか、生を強要するか。
私は私の価値観に基づいた判断で、ぷちには生きて欲しいと思いました。

……が、前述したように田舎に爬虫類の専門医などいません。
なので、以前、神奈川にいたときに大変お世話になった先生に遠隔診療をお願いすることにしました。

写真と現状をメールした結果、眼の炎症と膿んでいることを前提として、点眼薬(抗生剤)と眼の周辺保護用の軟膏を処方してくれました。
宅急便で送付いただき、だいたい8,000円(初診料・送料等込み)です。
メールで相談にのっていただけることを含め、そう高額ではないと思います。
私も最近、忙しさにかまけてメンテがおざなりになっていたので、先生に飼育の心得から至難していただき、改めて自分の飼育を見直す良い機会にもなりました。

以下、薬使用後の経過です。

●11月19日
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皮膚が盛り上がり、右眼が開かない状態。
かろうじて見えている眼球に点眼。

●11月24日
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ぐじゅぐじゅだった部分にかさぶたができる。
眼が少しだけ開くように。

●12月15日
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かさぶたで眼が開き難い時期を経て、脱皮。
古い皮とともにかさぶたがとれ、しっかりと眼が開くようになった。
まだ眼の周囲の皮は薄く、少し血が滲むような状態。
少し擦ると、また出血する。
眼球はきょろきょろと、よく動くように。

●2009年1月8日
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充血部分にかさぶたが再びできる。
もう眼の周囲の腫れはない。
現在に至る。


眼に異常をきたしてからも、食欲は変わらずでした。
一時期片目が見えない状態だったにも関わらず、デュビアを追い掛け回しては喰らう根性の太さを見せてくれました。

また、ケージの中で傷付けた恐れもあるため、治療中はプラケ飼育。
最近気付いたこととしては、改造衣装ケース内に針金(空気穴の網固定用)を使用しており、そこに引っ掛けて怪我をしたことがそもそもの原因として考えられます。
(針金の先端が飛び出しているわけではないですが、他の部分に比べ、引っ掛けてしまう可能性は高いと思われます)

薬が付着するのが嫌なのか、かさぶたが痒いのか、治療中も高頻度で壁面に眼を擦りつける動作をしていました。
そのため、途中、何度か出血をしていますし、今もたまに出血跡があります。
一時はカーゼで眼帯をしていましたが、ほぼ気休めの対策だったと思います。
(嫌がって、すぐに自分でとってしまうため)

経過は良好だと言えるでしょう。
最悪、治っても右眼が見えなくなるかもしれないと思っていたので、結果的に腫れがひき、眼球の無事が確認できて嬉しく感じています。
しかし、一方で未だ眼を擦りつける癖があることに不安を感じています。

そもそも、なぜ眼球を擦ってしまったのか。
今もその癖が抜けないのはなぜなのか。
今後、しっかりと状態を観察し続けることと、飼育環境を見直さなければいけないことを強く感じています。

いつの間にか忙しいことを言い訳にしていた自分が恥ずかしいです。
また何かあればご報告します。

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コメント

あちらに投稿してから、こちらに気付きました。 すいません。
ぷちちゃんよかったですね。 やはり爬虫類は専門医でないと厳しいですよね。 我が家は千葉ですが、最初に飼った亀が調子を崩した時に、千葉で亀も診れるという獣医の先生に見ていただきましたが、その後経過が思わしくなく、都内にある専門医にお世話になりました。 やはり基本的なアドバイスも違いましたし、それ以降は何かあると都内まで足を運ぶようにしています。 遠隔治療をして下さる先生がいるのは、近くに専門医のいない方には朗報ですよね。 治療費もかなり良心的かと…
飼っている生き物の生死の判断、確かに飼い主にありますが、生き物たちは最後まで生きようとしますよね。 見ているのは辛いのですが、いつも最後まで彼らの生命力にかけて治療したりするようにしています。
ぷちちゃん、ほんとうに良くなってよかったです。 私も飼育ケージの中に入れる物は注意していきたいと思います。

投稿: ゴン | 2009年1月14日 (水) 05:00

★ゴン様

いえいえ♪
毎日書く日記というよりは、思いついたときに写真と記録をずらずら綴るブログなので、なかなか記事に気づきにくいですよね、すみません。(笑)

ぷちは本当にもうダメかと思っていたので、ここまで回復してくれて嬉しく思っています。
これも、アドバイスと遠隔ながら治療をすすめてくださった先生のおかげです。

飼育しているどの生き物に対してもそうですが、ぷちにもすごく愛着があります。
ベビーから飼育しているので、成長もとても楽しみな個体です。

私は今、衣装ケースの改造ケージを使っているのですが、先生曰く、一番オススメは木製ケージとのこと。
「そりゃ、引越しのときや積み上げ飼育にゃ大変そう」と思いつつ……日曜大工がてら1個作ってみようかなぁと考えていたりもします。
見た目もオシャレですしね。

爬虫類に一番良いケージって何だろうと、今更、悩んでいます。

投稿: ちあき | 2009年1月18日 (日) 21:03

ちあきさん、コメントありがとうございます。 アオジタ飼育者といっても、最初のアオジタを迎えたのが三ヵ月くらい前の初心者です(笑) ヘビやカメは以前から飼っていたのですが、やっとお許しがでて(旦那の)大好きなトカゲも飼うことができました。 まだまだ試行錯誤の毎日です。 飼う前から色々情報収集していたのですが、初心者向きトカゲと言われるためか、なかなか詳しい情報が得られないのが悩みです。 そんな時にこちらのサイトを発見(笑) とても嬉しかったです。
木製ケージですか。 確かに見た目がお洒落そうですね。 我が家は90水槽で飼っていますが、やはりこれがベストとは思えていないです。 日曜大工されましたら、また情報などお願いしますね。

投稿: ゴン | 2009年1月19日 (月) 07:00

お久しぶりです。
遅ればせながら明けましておめでとうございます。

ぷちちゃん、本当に良かったですね!

経過途中の写真を見て、これは…と落胆してしまいましたが…
かさぶたが取れたときの写真を見た気持ちと言ったら…!

ずっと気になっていたもので…いやぁ本当にホッとしました!

私は幸い、まだ獣医さんにお世話になった事がないのですが、いざとなった時の事を考えると怖いです。
田舎は田舎でいいところがあるんですがねぇ。。

もし獣医さんが必要になってしまった場合は、信頼出来る先生にメールで相談したほうがずっと安心なのかもしれないですね。。

その前に、生き物たちケージのレイアウトを見直します(汗)

綺麗なレイアウトで飾るのも素敵だけど、安全性などを考えると、やはりシンプルイズベスト!なんでしょうねぇ。

投稿: 及川 | 2009年1月20日 (火) 17:32

★ゴンさま

飼育していると、色んな情報欲しいですよね♪
私も困るとネットで体験談検索したりするので、私も情報を出そうかなぁと始めたブログです。
ふらりと立ち寄ってくださった誰かの助けに少しでもなれれば、とっても嬉しいです。

記事内容があっちいったり、こっちいったりですが。
是非、ぶらりと覗きに来てくださいね♪

★及川さま

あけましておめでとうございます!

ぷちは本当に良かったです。
脱皮後に綺麗になっていたときには、私もほっとしました。

私も田舎暮らしがけっこう気に入っているんですが、やはり頼れる獣医さんが近くにいないって不安です。
行きつけの獣医さんを探しましょうって、飼育初めにはよく言われますけど、どこにでもいるほど爬虫類の専門医って多くないんですよねぇ……;

いや、ホント、何かあったら専門医の先生にメール相談したほうが良いと思いますよ。
極端なこと言うと、専門じゃない方は、私たちと立っている土俵はほとんど変わらないですから。
犬猫と小動物の間に一つ境界があって、更に小動物と爬虫類の間に境界があるって感じだと思います。
全て獣医さん任せではなく、同じ獣医でも専門ジャンルが全然異なるってことを飼育者である私たちも頭に入れておかなければいけないですよね。

ケージどうしようかなぁ……。
とりあえず、引越しのことも考えて、新年度の身の振り方が決まってから考えるつもりです。(笑)

投稿: ちあき | 2009年1月21日 (水) 18:56

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