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2012年6月29日 (金)

ある午後の出来事。

今年、セグロシャチホコの幼稚園と化しているヤナギの木。
春先に発見した幼虫はだいぶ大きかったので、今いるのは恐らく二回目の幼虫でしょう。
小さいのから、少し育ったサイズまで、ヤナギは幼虫たちで賑やかです♪
(ヤナギにとっては、喰われ放題でたまったもんじゃないでしょうが;)


120629_1


葉でむしゃむしゃしているのもいますが、休憩時はこうして幹に張り付いていることが多いようです。
黄色や赤でけっこう派手に見えますが、これが彼らのよく工夫されているところというか、不思議なところというか……幹の色に馴染んで、立派な隠蔽になってるんですよねぇ。
何色が出っ張って見えて、何色が引っ込んで見えるのか。
幹の凹凸の明暗と色の変化を、熟知……しているわけじゃないんでしょうけど(笑)、生き物って凄いなぁって思います。


さて、そんなセグロシャチホコの隠蔽を見破って遊んでいたところ。
野太い羽音がぶーんって近づいてくるわけです。
そう、蜂ですよ、ハチ。


幼虫がつく木ってのは、彼らもよく知っていて。
たくさんついている木には、けっこう頻繁に寄生蜂が巡回に来たりします。
ただ、今回やってきたのは、アシナガバチ。
これまた、そうだよ、そう! 肉団子作りにきやがったwww

彼女は迷わず一直線、幹で休息をしていた小さなセグロシャチホコにとりついて。
首に一撃、がぶりとかましてくれましたとも。


120629_2


残酷につき、未成年は見ちゃダメ!……とか、言われちゃいそうですが。
みんなこうして命を繋いでいくのです。
幼虫大好きだけど、死もまた彼らの当たり前の結末ですので、別にアシナガさんの邪魔はしたりしませんよ~。
せっかくの獲物だもの、召し上がれ。


しっかし、あの大顎でずっと噛み噛みしてるのは、なかなか凄かった。
「腹脚がなかなか枝から外れないなー、はむはむ……」みたいな。



120629_3_2


噛んだり、捻じったり、回したりしながら、幼虫の腹脚を枝から外すと。
見世物じゃないのよ!!!ってな具合に、ぶーんと飛んでいかれました。


あんなに幼稚園のように群れ群れしている幼虫たちですが。
こうしてたくさんの幼虫が、翅を手に入れることなく死んでいくんですね。
それでも、私は毎年、彼らに会うことができる。
生きる命も、誰かの糧となって消える命も、全部ひっくるめて逞しいなと思います。


頑張れ、セグロシャチホコ。
頑張れ、アシナガバチ。
みんな、みーんな生きている。

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