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2012年8月28日 (火)

チラリズム♪

フィールドで三角形のものを見ると、スズメガに見える病気!(笑)
枝や茎に萎れて垂れ下がる葉なんかあろうもんなら、スズメガ!?と期待してしまいます。
同じ理由で枯葉はカレハガに見えるし、斑入りの葉の白い部分はシャクガに見えたりします。
……まぁ、実際にそういう風に隠蔽しているとしか思えない蛾もけっこういるんですけどね。
隠蔽を見破るには、このくらいの病気にかかってたほうが丁度良いwww

で、今日は久々にどんぴしゃ。
これでもか!ってくらいのスズメガに出会いました。


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大将!って呼びたくなるくらいの、ガッシリした体つき。
エビガラスズメでございまーす!
お腹の海老柄模様がチラリと覗いて素敵ですね。
「鬼~のパンツは、いいパンツ~♪」とか歌いたくなります。(爆)
(パンツじゃなくて、腹巻かもしれませんがw)

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スズメガは横顔がシャープで好きだなぁ。
エビガラスズメはかなりどっしりとしたスズメガなので、存在感も抜群。
アサガオやサツマイモにつくので、さほど珍しいスズメガではないはずなんですが、毎回見つけるたびに、「おぉ!!!」ってなります。


腹部は派手ですが、前翅が木肌のような模様なので、意外に近くにいてもギリギリまで気がつかなかったりするんですよねぇ……。
鹿児島に行ったとき、牛の牧柵の窪みにピタリと嵌ってて、その隠蔽たるや見事でした。


スズメガのために家庭菜園とかいいなぁと思うんですが。
私は植物は全然育てられない人なので、こうしてフィールドでばったり!みたいなほうが丁度いいのかな。(笑)

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2012年8月27日 (月)

【クジャクチョウ】成虫

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2012年8月16日 (木)

キイロスズメの美。

我が家の赤ちゃんは、増えたり減ったり。
旅立つたびに新しい子を誘拐してくるもんだから、どーしようもない病気です。
幼虫が葉をはむはむしている姿を常に見てないと、禁断症状が……www

連投になりますが、本日キイロスズメが羽化しましたので、こちらも記事に。
7月18日に地面をひょこひょこ歩いている迷子を誘拐してきました。(爆)
仕方がないよ、そういう運命だったんだ。


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シャチホコガの仲間と異なり、スズメガの仲間はマットな質感の幼虫が多いイメージ。
触れた感じも何だかさらさらしてて気持ち良い。(笑)
落ち着いた渋い緑に散らばった白色がとても上品な幼虫で、お尻の突起と足先が黄色いのがお洒落だなぁって思います。


ちなみに、食草にしたのはヤマノイモ。
切って水に挿すんですが、大変に日持ちが良いので飼育に最適です。


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蛹はプラケの底に葉を器用に巻いて、その中に作ってました。
本日、ふとプラケを見たら見事な成虫が鎮座していて、驚いたやら嬉しいやら。


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プラケ越しだと撮影ができないので、試行錯誤していたら、プラケ内で飛び回って翅の先が擦れてしまいました……うーん、でも、記録写真撮りたかったんだよぅ;
こういうときに欲を出しちゃいかんというのは分かってるんですが、そりゃ欲出ちゃいますよ、こんな美しい蛾がいたらさ!!!


これは是非とも、本物を見ていただきたい。
もともとスズメガは大好きなんですが、見るたびに美しさに胸が苦しくなります。
そう、これって恋です、恋!(爆)


何が彼らにこんな色を与えたのかと考えてしまう。
深緑から仄かな桃色を経るこのグラデーション、全く濁らぬこの色彩。
ちらりと見える腹の橙色とか秀逸過ぎるでしょ。


プラケの中で飛ぶ姿も凄かった。
あの巨大な体で見事な空中静止です、洗練されてて無駄がない。
またやられちゃいましたよ、一体何匹の蛾に恋したら治るんだ、この病気w


なお、ただいまセスジスズメも絶賛飼育中です。
もう楽しみなことが多過ぎる!



<記録>
採集:2012年7月18日
蛹化:2012年7月28日
羽化:2012年8月16日

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オオエグリシャチホコの美

7月26日にフジで出会ったオオエグリシャチホコの幼虫が。
昨日、無事に成虫となりました!


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まだお空を知らなかった頃のオオエグリシャチホコたん。
低いフジの幼木で、派手にイナバウアーをかましておりました。(笑)
シャチホコ系の幼虫って、エナメル質感のてっかてかのお肌が一つの特徴ですよね。
もちろん、そうじゃないのもいますけど、「あぁ、これシャチホコじゃね?」ってのは何となく予想がつくようになりました。


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で、これ(↑)が蛹化して間もなくの姿。
誘拐した時点でだいぶ巨大だったので、あっちゅう間に蛹に。
子どもの成長は早いのぅ……www


蛹化したては、もう宝石の如く鮮やかで透明感のあるグリーンだったんですけど。
そりゃ、溜め息が出るくらいに!
……予想通り、時間が経ったらただの焦げ茶の塊になりました。
でも、いいもん見れた。

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で、無事に成虫に♪
あんなぶりっぶりの幼虫のイメージからは、かけ離れた成虫の姿。
翅を持ったこの姿に生まれ変わるためのエネルギーって、凄いですよね!


幼虫を飼育してるといつも思うこと。
あの体には夢と浪漫が詰まっていて。
更に蛹にはそれを叶えるための魔法がたくさん詰まっている!
そう信じてしまうほどに、その変化は私に多くの感動を与えてくれているのです。


これだから、蛾はやめられん。(爆)


<記録>
採集:2012年7月26日
蛹化:2012年7月31日
羽化:2012年8月15日

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2012年8月14日 (火)

生き残りをかけて。

一昨日みつけた、変な顔の赤ちゃん。
イネ科植物の葉を糸で丸めて、そこから出たり入ったり。
オオチャバネセセリの幼虫です。

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何でそんなにしょんぼりしてるの?と言いたくなる、そのお顔。(笑)
半透明の体に透けた緑色のグラデーション、その緑色は彼らが這い動くたびに体内で流動するようで大変に美しい。


糸で葉を縫い合わせた隠れ家から出てきて、葉の先端をもぐもぐ。
びっくりすると、器用に後退して、隠れ家にすっぽりと収まります。
その様子が何だかおかしくて、思わずくすりと笑ってしまいます。



……というのが、今日の朝までのお話で。
お昼過ぎに同じ場所を見てみたら、こんなことになっていました。



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まだ翅の生えぬカマキリが、もぐもぐもぐもぐ……。
さっきまで生きていたオオチャバネセセリの幼虫は、カマキリの餌食に。
あっという間に表皮を食われ、同じくあっという間に中身も食われてしまいました。
(カマキリが咥えている緑色のものが、幼虫の中身です)


動くものなら何でもエサだぜ!のカマキリ。
バッタやチョウなんかの動きの激しい昆虫ならまだしも、あんなぬるぬると動く幼虫も、彼らの目にはしっかり見えているんですねぇ。
動きの鈍い幼虫たちは逃げる術がありませんので、こうして外敵に見つかってしまったら、それが最期でしょう。


小さな小さな草原で繰り広げられる、生き物たちの生存競争。
バッタが草を食み、幼虫が隠れ、カマキリが徘徊し、トカゲたちが駆け回る。
このカマキリだって、いつ地表を徘徊するトカゲやカナヘビに食われてしまうか分かりません。


生き残りをかけた生き物たちの戦いは、テレビに映るライオンやヌーだけではなくて。
私たちの足元で今まさに、繰り広げられているもの。
みんなみーんな生きている。
生きるものにも、死にゆくものにも、命の輝きを!

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2012年8月 6日 (月)

何とかの動く城

記事連投ですけど、タイムリーなのも載せておきます。
今の時期、ぶりぶりに成長したのが元気に活動中★

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はい、イラガの仲間です♪
上から、イラガ、クロシタアオイラガ、アオイラガの幼虫。


葉の裏にいることが多いので、街路樹なんかを見上げるとよくみつかります。
イラガの時期は、上を向いて歩こう♪です。
街路樹を見上げてほくそ笑んでる女がいたら、私だと思います。(爆)


幼少の頃、刺されて酷い目にあったこともありますが。
やっぱり、イラガの可愛さには負けちゃいます。
街路樹を飾る金平糖、透明感のある緑は非常に美しいです。


その一方で、動く姿はまるで要塞。
これでもかとばかりに針を突き出し、けっこうな早さで歩きます。
それを見て、上のタイトルを思いついたんですけどね。(笑)
メルヘンでいいじゃないw


先日は近くのヤナギで、テングイラガも頑張っていました。
街路樹が楽しい季節になってきましたね♪

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タケカレハの美

遅ればせながらにも程がありますね;
今年5月に採集(誘拐)し、6月に羽化したタケカレハの記録なぞ。

カレハガ幼虫といえば、「毛むくじゃら、刺す、やたら巨大」の嫌われ要素満載の害虫として有名ですけれど。
「刺す」ってのはともかくとして、「毛むくじゃら、やたら巨大」っていうのは、まさに私のハートのど真ん中。
ものすごいトキメキポイントなわけですよ。
むしろ、この二つを抑えていれば「刺す毛虫!」ってのは、全然問題になりません。
刺されなきゃいいんだし、刺されたら自業自得ってだけ。(笑)

北海道にいたときは、道路で大量死しているヨシカレハ幼虫に「何じゃこりゃぁ!」って、なったもんですが。
何か気づいたら、「ヨシカレハ幼虫萌え~♪」ってなってました。
今思えばさすが北海道、低地も亜高山・高山の気候ですよ。
そりゃ、ヨシカレハも大量にいるわな……こっちで普通に見かけないのが寂しい。


で、ヨシカレハの次に憧れ毛虫だったタケカレハ。
ササとヨシを見たら探さないときはないぐらいだったんですが、毛虫の神様が私に微笑んでくださったのか、ある日ひょっこり採集(誘拐)の機会を得てしまったわけです。
何か歩いてたら目の前にいたんです、いや、マジで!


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それはそれは夜にも美しい金色毛虫でございましたとも!
ヨシカレハの黒体に金粉散らしたような姿も美しいですけれど。
タケカレハもまた雅ですよねぇ……ってか、カレハガ最高!


エサもササやヨシ、ススキなんかで良いもんですから。
飼育もけっこう簡単でした。
(ササは日持ちしないので、ヨシやススキの太いの切ってきたほうが楽)


拾ったときから巨大だったのに、その後、何回か脱皮して。
ある日、蛹化の準備に入りました。(↓)

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こうやって糸を吐いてるのを観察するのも面白い。
大部分は姿見なくなったなーと思ったら、すでに蛹化してしまってるんですがw
葉っぱ縁り合わせて蛹化の姿が見えないのもいますしね。

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そして、羽化です。
羽化真っ最中の場面は観察できなくて、気づいたらこうなってました。
立派な体格の女の子です。


柔らかで上品な茶の体に白銀に光るスポットが美し過ぎます。
自然界に「ただの茶色」なんてないんですよね。
茶色は決して地味な色でも、汚い色でもないんですよ。


幼虫も素敵、成虫も素敵、実は卵も素敵!
カレハガの仲間は本当に素晴らしい、カレハガに乾杯!


今年は結局、マツカレハとオビカレハには会えなかったので。
来年はもっと頑張って探したいです。
嫌いな人のもとには現れ、求める人のもとには現れないんですよねぇ。
こんなに愛してるのに!


<記録>
採集:2012年5月11日
蛹化:2012年6月5日
羽化:2012年6月18日

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