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2012年8月14日 (火)

生き残りをかけて。

一昨日みつけた、変な顔の赤ちゃん。
イネ科植物の葉を糸で丸めて、そこから出たり入ったり。
オオチャバネセセリの幼虫です。

120812_1


何でそんなにしょんぼりしてるの?と言いたくなる、そのお顔。(笑)
半透明の体に透けた緑色のグラデーション、その緑色は彼らが這い動くたびに体内で流動するようで大変に美しい。


糸で葉を縫い合わせた隠れ家から出てきて、葉の先端をもぐもぐ。
びっくりすると、器用に後退して、隠れ家にすっぽりと収まります。
その様子が何だかおかしくて、思わずくすりと笑ってしまいます。



……というのが、今日の朝までのお話で。
お昼過ぎに同じ場所を見てみたら、こんなことになっていました。



120812_2


まだ翅の生えぬカマキリが、もぐもぐもぐもぐ……。
さっきまで生きていたオオチャバネセセリの幼虫は、カマキリの餌食に。
あっという間に表皮を食われ、同じくあっという間に中身も食われてしまいました。
(カマキリが咥えている緑色のものが、幼虫の中身です)


動くものなら何でもエサだぜ!のカマキリ。
バッタやチョウなんかの動きの激しい昆虫ならまだしも、あんなぬるぬると動く幼虫も、彼らの目にはしっかり見えているんですねぇ。
動きの鈍い幼虫たちは逃げる術がありませんので、こうして外敵に見つかってしまったら、それが最期でしょう。


小さな小さな草原で繰り広げられる、生き物たちの生存競争。
バッタが草を食み、幼虫が隠れ、カマキリが徘徊し、トカゲたちが駆け回る。
このカマキリだって、いつ地表を徘徊するトカゲやカナヘビに食われてしまうか分かりません。


生き残りをかけた生き物たちの戦いは、テレビに映るライオンやヌーだけではなくて。
私たちの足元で今まさに、繰り広げられているもの。
みんなみーんな生きている。
生きるものにも、死にゆくものにも、命の輝きを!

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