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2013年3月31日 (日)

桜の化身

エゾヨツメの後翅が落ちてたという知らせを聞き。
更に、他県でイボタガが出てるよーという情報を聞き。
これはもういてもたってもいられぬ……というか、いられるわけがありません。
春の夜へと飛び出しました!

コンビニも含め、ポイントを4ヶ所周りまして。
イボタガはいなかったものの、同じく春蛾のオオシモフリスズメの祭りを確認。
あの巨体ですから、本当に文字通り、どっかんどっかん飛来します。(笑)


最初のポイントは渓谷だったので気温が低いせいか、1頭しかおらず。
でも、このときは頭の中は完全にイボタガだったので、道路の真ん中にオオシモフリが転がってるのを見つけたときは、めちゃくちゃ歓喜しました。
(自分の車で轢き殺さなくて、ホント良かった……)


それからは、うひゃーとか、うひーとか独りで興奮しながら、撮影大会ですよ。
ちょうど道路から飛び立って良いところに止まってくれたのも素晴らしい。
踏み台用の脚立を忘れてきたので、自家用車のステップを踏み台にしたり、隣の木に半ばよじ登りったりしながら、撮影、撮影。
完全に魂とられてました、蛾にw


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何度会っても、感動をくれる蛾です。
この巨体が飛ぶ姿とか、化け物ですよ。(褒め言葉)
悶えます、マジで。

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で、まぁ、そのあと行ったコンビニでどっかんどっかんだったんですが。(笑)
地面に着地すると引っくり返っちゃうんですよね、こいつ。
仰向けでぶぶぶぶぶぶ・・・・・・とかもがいてるのを、こうして助け起こす。
(2頭ほど、そのまま毒瓶に入れちゃいましたが!)



しかし、どの蛾でもそうですが、コンビニに飛来して車に押し潰される姿を見るのは悲しいですね。
灯火の恩恵を受けている身ではありますが、気持ち的には複雑です。
人の生活圏の光に集まっても、踏まれたり轢かれたり、朝には群がる鳥のエサになってしまうわけですから、こうした場所の光に集めないほうがいいなとは思ってます。



一年に一度きりの出会いを。
今年もこうして彼らに巡り会えること、会えたこと。
そのことに喜びを感じると同時に、また来年の再会を願っています。

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2013年3月29日 (金)

そろそろ起きたら?

仕事場の廊下を歩いていると、床に天使。
・・・・・・じゃなかった、蛾がいました。(笑)

もっふもふ!なプライヤキリバさんです。

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日本産蛾類標準図鑑曰く、6月に羽化した成虫は集団で越夏休眠して、ほとんどそのまま越冬するそうです。


・・・・・・え? それってほぼずっと休眠してるってことでは?(爆)
4月頃に外に出てくるそうなので、今回の個体はまさしく寝起き。
外に放したら、あっちゅう間に落ち葉の間へと駆け込んでいきました。
(飛んでいかないっていうのが、ミソやね!)
いや、そろそろ起きようよw


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まぁ、生涯ほぼ寝てる、ほぼ蛹っていう種類は実はそう珍しくないですが。
消費エネルギーとリスクは低いに越したことはありません。
その翅は誰かとめぐり会うため、その身は新たな命を紡ぐため。
彼らの本気はこれからです!

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2013年3月20日 (水)

飛べない空

昨年、先生からオナガミズアオの卵を譲っていただき。
孵化後、餌付かずに死んでいく仲間たちの中、たった一頭、成長して蛹化までこぎつけた個体がいました。
それが本日、羽化しました。


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・・・・・・はい、見事な羽化不全。
羽化時期からして時期外れなんですが、それにしたって、羽化不全。
無念としか言いようがありません、残念過ぎて凹みます。
しょんぼりしょぼーん。


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性別はメスでした。
卵をたくさん産んでましたが、オスがいないので当然無性卵。
生きて子孫を残すことこそ、彼らの使命です。
こんな翅でも飛ぼうともがく姿は痛々しいかもしれませんが、それでも確かな命の力強さを感じました。
それが例え、実らぬ命なのだとしても。


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(2012年9月7日撮影:オナガミズアオ幼虫/上記成虫と同じ個体)



生き物からは、嬉しさと同じくらい悲しさももらうけれど。
生きる姿も、死ぬ姿も、全部受け止めた先に連なる感動があるのです。
それを知ってしまったら抜け出せない。
たまに、これって不治の病なのかもしれないなと思います。


<飼育記録>
2012年8月9日 孵化
2012年9月14日 蛹化
2013年3月20日 羽化(羽化不全)

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2013年3月13日 (水)

春空へ!

昨年の5月に採集し、蛹化したサカハチトガリバ。
本日、無事に羽化して、春空へと飛んでいきました!


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(2012年5月17日撮影:幼虫だった頃のサカハチトガリバ)



蛹期間が長い蛾であることは知っていましたが、今日までの約10ヶ月間、当然のことながら沈黙し続ける蛹に、「この蛹、実は死んでるんじゃね?」と半信半疑でした。(笑)
いやぁ、ちゃんと羽化するもんなんですねぇ!
あの幼虫が、あの蛹が、この蛾と同一人物・・・・・・っていうか、同一個体なんだと思うと、感動すると同時に、本当に不思議ー。



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(2013年3月13日撮影:羽化したサカハチトガリバ)


図鑑ですでに同定していましたが、やっぱり図鑑と同じ幼虫から、予想したとおりの成虫が出てくると嬉しいですね。
自分の目でそれを見た、確認できたっていう、この満足感? 充実感?(笑)
まだまだ昨年から待機中の蛹が何種類かあるので、こりゃニヤニヤ楽しみですw


ちなみに、成虫はアベマキとかに止まらせて、それっぽい写真を撮ろうと思ったんですが。
春風が吹いたら、ふわりと飛んで行ってしまわれましたー。
……ですよねー!


命はきっと、このときを待っていた!
まだ見ぬ君に会うために、新たな命を紡ぐため。
みんなみーんな、生きている。
頑張れ!


<飼育記録>
2012年5月15日 幼虫採集
2012年5月18日 蛹化
2013年3月13日 羽化

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2013年3月12日 (火)

【イボタガ】春告蛾 イボタガ

2013年2月26日(火)~3月10日(日)、高円寺のたまごの工房で開催されていた「第三回もぞもぞ虫・蟲展」に出品した作品です。
おかげさまで多くの方にご来場いただき、盛況のうちに終了することができました。
応援してくださった皆様、会場に足を運んでくださった皆様、誠にありがとうございました!

今回の作品は、縦120cm×横60cmのタペストリーにしての展示でした。
幼虫はあえて突起消失前の4齢幼虫です。


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下描きから塗りまで、全てsaiを使用しています。

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2013年3月 7日 (木)

第3回もぞ蟲に行ってきましたよ~。

ご来場いただいた方々、ありがとうございました。
何だかもの凄く変な女と化してしまったなぁと思ってますが、後悔はしてません。
全ては愛が成せることなので。(笑)


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私に限らず、あらゆる作家さんが変態ワールド(褒め言葉)を作り上げていて、ただただ笑ってしまいましたw
愛の深さと変態度は比例しますからね、これ絶対。


ヤママユガ科は7種類を納品しましたが、予想通り、オオミズアオが絶滅してました。
オオミズアオの人気に嫉妬。
「セットにしたら?」というご意見もいただいたので、もしまた機会があれば、もう少しステッカーサイズを小さくしてセットにするのもありかなと思いました。
青くても茶色くても平等に愛でていただきたいので。(笑)


色んな方に、うちの子たちをお嫁にもらっていただき、嬉しい限りです。
本当にありがとうございます。

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で、私はと言うと、まんまと財布がすっからかんになりました。
だって、あれも欲しい、これも欲しい、今買わなくて、いつ買うんだぁぁぁ!
もぞ蟲展は、戦いです。



そんなもぞ蟲展ですが、作家さんによっては追加搬入もされています。
まだまだ開催中ですので、是非、お越しください。
虫蟲たちが、みなさんをお待ちしております。

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◆-mozo mozo- 虫・蟲 展◆

たまごの工房
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南3-60-6

2月26日(火)~3月10日(日)月曜休廊
12:00~19:30(日)~18:00

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