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2013年3月20日 (水)

飛べない空

昨年、先生からオナガミズアオの卵を譲っていただき。
孵化後、餌付かずに死んでいく仲間たちの中、たった一頭、成長して蛹化までこぎつけた個体がいました。
それが本日、羽化しました。


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・・・・・・はい、見事な羽化不全。
羽化時期からして時期外れなんですが、それにしたって、羽化不全。
無念としか言いようがありません、残念過ぎて凹みます。
しょんぼりしょぼーん。


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性別はメスでした。
卵をたくさん産んでましたが、オスがいないので当然無性卵。
生きて子孫を残すことこそ、彼らの使命です。
こんな翅でも飛ぼうともがく姿は痛々しいかもしれませんが、それでも確かな命の力強さを感じました。
それが例え、実らぬ命なのだとしても。


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(2012年9月7日撮影:オナガミズアオ幼虫/上記成虫と同じ個体)



生き物からは、嬉しさと同じくらい悲しさももらうけれど。
生きる姿も、死ぬ姿も、全部受け止めた先に連なる感動があるのです。
それを知ってしまったら抜け出せない。
たまに、これって不治の病なのかもしれないなと思います。


<飼育記録>
2012年8月9日 孵化
2012年9月14日 蛹化
2013年3月20日 羽化(羽化不全)

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コメント

羽化が上手くいかないのは可哀相ですね。
私の少ない経験では、
そもそも羽化できずに死ぬか(コバチにやられたのも含む)
羽化できるか、どちらかでしたが。。

一度、他の幼虫に登られて、蛹が真ん中あたりから折れて
汁が出てきた子がいて、
死んじゃった!とおもっていたのに、
綺麗な成虫に羽化した時は、
子供達とびっくりするやら嬉しいやらでした。

そんなんでも綺麗に羽化できるのに、
何がいけないんですかね?
幼虫の時の栄養?遺伝子の異常?

なんにしても、
卵から無事に大人になるまで生きてる事がもう奇跡だと思うのです。
生き物は神秘的で感動的で、時々切なく哀しくて・・ですね。

ちあきさんは、ほんとに素晴らしい人ですね。
いつも思っています。
いつも感動をありがとうございます。

投稿: ノラ | 2013年3月21日 (木) 20:05

★ノラさま

素晴らしいなんて、そんな恐縮です;
好きなことを好きなように思ったまま書き綴ってるだけですので~;

羽化が上手くいかなかったのは、恐らく登り木が悪かったんだと思います。
翅を伸ばすためのスペースを確保できず、翅が伸びきらずに縮んだまま固定されてしまったのだと。
こんなに早く羽化するとも思ってなかったので、私の判断ミスです。

こうした失敗も寄生も病気も、色んな幼虫を観察してきましたが、無事に成虫となり、子を成すことは本当に難しいですね。
自然とはどこまでも平等で、だからこそ容赦がない。
たくさんの犠牲と命の連なり、感動と畏怖の念を覚えます。

コメントありがとうございます。
これからも思うままに彼らを観察していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

投稿: ちあき | 2013年3月21日 (木) 21:41

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