2013年6月11日 (火)

ゴマフリドクガ

ぼちぼち今年度の幼虫記録をデータ入力しています。
写真撮ったはずなのになかったして、やっぱりこういうことはこまめにやらなきゃダメですね。
まとめてやろうと思うと、こうなる。

とりあえず、今日までで61個体+αくらいの幼虫を飼育してました。(爆)
当然、途中で脱落する個体も多々おりますので、イコール羽化数でありませんが;
まだ種数は数えてませーん。

データ整理と同様、ブログにもちょっとずつ上げていこうと思いつつ……。
本日はゴマフリドクガたんについて。
まずは幼虫。(↓)


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私はイモムシよりもケムシが好きなので。
例えかぶれることになろうとも、ドクガの仲間の飼育はやめられない病気です。(爆)


あと、真面目な理由(?)として、ゴマフリドクガとキドクガ幼虫の違いが感覚的にイマイチぱっとしないので、それを克服してやろうというね。
ネットの画像検索は明らかに両種混ざってる気がするんですけど、正解の感覚が私の中で曖昧なので非常に悩ましいのです。
図鑑も何冊か見てるんですが、どうも統一性が見出せない……。
もう飼育してしまおうと考えが至った次第です。


ケムシマイスターにオレはなる!!!!
(そんなものはありません)




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で、まぁ、羽化したのは上の写真の通り、ゴマフリドクガでした。
羽化時期的にも、まぁ、春はゴマフリドクガでしょうね。
夏になるとこれにキドクガ成虫が混じってくるのかな。
っていうか、キドクガ幼虫も探さないとねー。


<飼育記録>
2013年4月14日 アラカシにて幼虫採集
2013年5月11日 羽化

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2013年5月11日 (土)

神樹蚕

昨年の10月に採集していたシンジュサン。
同じカラスザンショウにいた3頭のうち、1頭が本日、羽化しました!
コマユバチの猛攻をかいくぐった1頭の、逞しき晴れ姿です。


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羽化したのは、オスの個体。
大きな翅をゆっくりと動かすその姿に、心が震えない者はきっといない。
幾度見ても、その瞬間に心奪われるのです。
生と死、そして再生、全てがここにある。
だから魅入られ、抜け出せない。


成功ばかりが、飼育ではありません。
得られるものは、成功ばかりではないのです。
病に侵され、脱皮に失敗し、蛹になれず、寄生され、食われる。
それすらも見守り続け、だからこそ見えてくるものがあるのだと感じています。
幼虫にとっての失敗は誰かの成功であり、きっと自然の強かさです。


さぁ、今日も明日も明後日も!
幼虫たちに会いに行こうではありませんか!




<飼育記録>
2012年10月13日 カラスザンショウにて幼虫採集
2012年10月25日 蛹化
2013年5月11日 羽化

続きを読む "神樹蚕"

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2013年5月10日 (金)

こいつが、ああなって、こうなった。

昨年も幼虫飼育をしていましたが。
昨年にも増して、今年も幼虫飼育をしております。
けっこう片っ端から誘拐してきてるので、よく分からないものも多々ありますけど、まぁ、答えがすぐに示されなかったり、そもそも答えなぞ未だ存在していないというのが、幼虫と蛾の醍醐味でごじゃります。


春先の蛾幼虫なんて、ホント先が長いものばかりです。
キリガ? フユシャク? 
はいはい、無事に蛹化したとしても、羽化は来春ですねーみたいな。(爆)
こんな調子で羽化を待っていたら、あっという間におばあちゃんになってしまいそうです。
幼虫おばあちゃん……わぁ! 素敵に無敵★



誘拐してきた我が子はたくさんいるんですが。
本日、脱皮後にようやくお名前にピン!ときた、この子をば。


●4月25日
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今年はシャクガも頑張る所存なんですが、こいつに限っては、私が故意に誘拐してきたわけではなく。
ヒメヤママユ幼虫用にヤマザクラをちょっきんしたら、ついてきちゃったという。
幼虫が多く孵化する時期にはありがち、あるあるな出来事ですよね。
何か気づいたらいたので、採集日が曖昧です。
(2013年4月1日~4月7日までの間で採集したのは確か)


●5月1日
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で、しばらくしたら、こんなんになりまして。
シャクガ幼虫って、マジで意味不明とか思ってました。(笑)
でも、今見てみると、もう片鱗はあるある、ありまくる。


●5月10日
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で、今日、蓋を開けたら、こんなんになってた。
いやぁ、ハスオビさんじゃないですか、お久し振りッス!!!


……はい、答えはハスオビエダシャクでした。
チャームポイントはおケツの1対のトゲとデカい顔です。(爆)
あと、顔が何となくしょんぼりしている。



成虫はこんなんです。
見る見る、よく見る。
えーと、えーと、年1化の春蛾ですよねぇ。
蛹のターンが長すぎるっ!!!

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2013年4月17日 (水)

モントガリバ羽化!

忘れた頃に羽化をする……。
先日のサカハチトガリバと同様に、これまた死んでるんじゃないかしらん?と思っていた蛹が、無事に羽化しました!

というか、もはや誰の蛹だったのやらも記憶していない始末で。
羽化して、「あぁ、そんな幼虫も飼ってたなぁ」という酷い記憶力。(笑)
いやいや、美しい蛾が出てきてビックリしました。


幼虫は持ち込みだったので、直接採集したのは私ではありませんが。
2012年10月4日にクサイチゴについていた個体です。

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つんつくつん!とした頭部と胸部が特徴。
トガリバ系の幼虫って、何か可愛いよ。
にゃーにゃー!

……で、何の蛹だか忘れられたまま約半年。
2013年4月11日に羽化しました。


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せっかくなので外で写真撮ってみた。
さぁ、どこにいるか分かりますか?

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ここだよーん!
(遠景写真の右端、中央を探してみてね)



ピンクの斑紋が何ともポップでキュートな蛾ですね。
でも、木の肌に止まると完全に同化してしまう見事な隠蔽色です。


蛾の翅の色と模様って本当に秀逸で、明るい色と暗い色、浮き上がる色、沈む色を模様として複雑に配置することによって、凹凸感を見事に生み出しているんですよねぇ。
茶色が茶色一色ではないこと、緑が緑一色ではないこと、落ちる陰の色さえも決して黒だけではないことを命は知っていて。
世界中のどんな画家にも勝てない、巧みの技がそこには宿っているんだなぁと常々感じます。



ちなみに、こういう眼状紋(目玉模様)も凄いですよね↓。

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これが目玉に似せているのだとすると、ちゃんとハイライト(明るい部分を示す白色)が入っているという。
少女漫画家が、女の子の目にハイライト入れてキラキラさせるよりも遥か昔から、生き物たちは、その技法を取り入れていたんだなぁとか。(笑)
ベルサイユの薔薇もびっくりですなw



画伯ならぬ、蛾伯と呼ばせていただきましょうか。



<飼育記録>
2012年10月4日 採集
2012年10月17日 蛹化
2013年4月11日 羽化

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2013年3月20日 (水)

飛べない空

昨年、先生からオナガミズアオの卵を譲っていただき。
孵化後、餌付かずに死んでいく仲間たちの中、たった一頭、成長して蛹化までこぎつけた個体がいました。
それが本日、羽化しました。


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・・・・・・はい、見事な羽化不全。
羽化時期からして時期外れなんですが、それにしたって、羽化不全。
無念としか言いようがありません、残念過ぎて凹みます。
しょんぼりしょぼーん。


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性別はメスでした。
卵をたくさん産んでましたが、オスがいないので当然無性卵。
生きて子孫を残すことこそ、彼らの使命です。
こんな翅でも飛ぼうともがく姿は痛々しいかもしれませんが、それでも確かな命の力強さを感じました。
それが例え、実らぬ命なのだとしても。


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(2012年9月7日撮影:オナガミズアオ幼虫/上記成虫と同じ個体)



生き物からは、嬉しさと同じくらい悲しさももらうけれど。
生きる姿も、死ぬ姿も、全部受け止めた先に連なる感動があるのです。
それを知ってしまったら抜け出せない。
たまに、これって不治の病なのかもしれないなと思います。


<飼育記録>
2012年8月9日 孵化
2012年9月14日 蛹化
2013年3月20日 羽化(羽化不全)

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2013年3月13日 (水)

春空へ!

昨年の5月に採集し、蛹化したサカハチトガリバ。
本日、無事に羽化して、春空へと飛んでいきました!


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(2012年5月17日撮影:幼虫だった頃のサカハチトガリバ)



蛹期間が長い蛾であることは知っていましたが、今日までの約10ヶ月間、当然のことながら沈黙し続ける蛹に、「この蛹、実は死んでるんじゃね?」と半信半疑でした。(笑)
いやぁ、ちゃんと羽化するもんなんですねぇ!
あの幼虫が、あの蛹が、この蛾と同一人物・・・・・・っていうか、同一個体なんだと思うと、感動すると同時に、本当に不思議ー。



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(2013年3月13日撮影:羽化したサカハチトガリバ)


図鑑ですでに同定していましたが、やっぱり図鑑と同じ幼虫から、予想したとおりの成虫が出てくると嬉しいですね。
自分の目でそれを見た、確認できたっていう、この満足感? 充実感?(笑)
まだまだ昨年から待機中の蛹が何種類かあるので、こりゃニヤニヤ楽しみですw


ちなみに、成虫はアベマキとかに止まらせて、それっぽい写真を撮ろうと思ったんですが。
春風が吹いたら、ふわりと飛んで行ってしまわれましたー。
……ですよねー!


命はきっと、このときを待っていた!
まだ見ぬ君に会うために、新たな命を紡ぐため。
みんなみーんな、生きている。
頑張れ!


<飼育記録>
2012年5月15日 幼虫採集
2012年5月18日 蛹化
2013年3月13日 羽化

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2012年10月22日 (月)

散々な結果だよ\(^o^)/

蛹化失敗やら、寄生昆虫やら。
秋に入って、引き続きやられまくっておりますですよ、はい;


10月16日に無事に蛹化を果たしたクロメンガタスズメ5号。
さきほど、蛹プラケを見たところ、蛹が真っ二つに割れてたよ。
わーお\(^o^)/



以下、これが現実。

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実は今回、蛹前の蛆の段階から発見しまして。
スズメガの蛹を食い破り、もぞもぞもぞりと這い出す姿を激写できちまいました。
これから土に潜って、彼らは蛹化します。


っていうか、蛆がビッシリ! お買い得!的なことになってますね。(爆)
蛹に蛆詰め放題っていうか、むしろ詰まり放題っていうか。
ここまで寄生が続くと、もう何も驚くことはありませぬ、うむ。


時期後半になるほど、幼虫の寄生されてる確率は上がりますね。
どうやら、寄生昆虫の世代交代がべらぼうに早いので、その場所での寄生昆虫の個体密度がどんどん高くなっていくのが一因のようです。
何かもうこの時期に幼虫をみつけても、諦め半分になってきました;
……いや、それでも誘拐しますけど。
寄生は寄生で、蛾の幼虫に深く関係しているものの一つですから。
愛するならば、骨の髄まで!!!


<飼育記録>
2012年10月9日 幼虫採集
2012年10月16日 蛹化
2012年10月22日 寄生昆虫の幼虫出現・死亡

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2012年10月16日 (火)

連敗続き。

イヌザンショウにシンジュサン幼虫がいるよ!って仲間に教えていただいて。
2頭だけ誘拐してきましたw


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全体的にパステルカラーの愛らしさと美しさを兼ね備えた素敵幼虫♪
頭と足が黄色いのもアクセントになって、とってもお洒落ですよね。
ベースカラーの薄いパステルグリーンとか、真似できない色だなぁと思います。


……で、そんなんで、きゃっきゃっしていたわけなんですが。
タイトル通り、これもまた失敗しました。
失敗したっていうか、すでに幼虫が失敗要因を孕んでいたってのが正しいですな;

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今日見たら、何か腹から生まれてた。
……もとい、腹を突き破って何かが蠢いてた;



やーらーれーたー。
またもや寄生昆虫かいな、このやろー!!!

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「もう食べられないぷー!」って声が聞こえてきそうじゃありませんか。
ふわふわの糸を出して、どうやら繭になりたい様子。
今まで、コスズメとかについてた繭も、もしかしたらこの過程を経て出てきてたのかなぁ。


今まで見た寄生の中で、一番壮絶というかダイナミックなシーンを見てしまいましたよ;
でも、ここまでくると、もはやショックではなく、ただただ感動です。
凄いなぁ、強かだなぁ、その逞しさと巧みな戦略に、ただただ拍手ですよ。

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で、しばらく放置しといたら、いつの間にか繭が完成。
何が出てくるのかなー、繭だったらハチかなー?
いつも通り、このまま経過観察して、出てくるものを見届けたいと思います。


しっかし、このところ寄生昆虫にはやられっ放しです。
時期的なものもあるんでしょうかね?
大きな幼虫がたくさん発生する時期に合わせて、寄生昆虫も活性上がりまくりとか。
効率は良いですよね、大きな幼虫なら、たくさんの寄生昆虫の幼虫を養えますから。


連敗続きは期待の成虫が見られないので、がっかりはがっかりですが。
こんな出来事も含めて、幼虫飼育は私を惹き付けてやまないのです。
幼虫を中心に巡る、命の小宇宙なのですよ。


シンジュサン幼虫は残り1頭いますが、どうなることやら……。
だいたい同じ集団ってのは、大部分が同じものに寄生されてますからねぇ;
まぁ、期待しないでこれまで通りに飼育を続けていきます。


<飼育記録>
2012年10月13日 カラスザンショウにて幼虫採集
2012年10月16日 寄生昆虫の幼虫(のちに繭)を確認、幼虫死亡

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2012年10月 4日 (木)

寄生蠅

シモフリスズメに寄生していたハエが羽化しました。
ハエだろうがハチだろうが、蛾の幼虫から出てきたならば、それは記録するに値するもの!
……ってことで、5頭を酢エチで絞めて、本日、展翅展足しました。

こんな寄生ハチが出てきたよってことで、一応ブログでもご報告を。
図鑑とネットで色々調べましたが、全般的にただでさえ種数が多い昆虫の、しかも今まで全く見てこなかったハエという分野……正直、「分からないということが分かった★」で撃沈。
写真同定は難しいことは百も承知ですが、もし詳しい方がいたら教えていただけると嬉しいです。

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以下、記録。
2012年9月7日 シモフリスズメ幼虫 採集
2012年9月11日 シモフリスズメ 蛹化
2012年9月22日 寄生バエの蛹を土中にて発見
2012年10月2日 寄生バエ 羽化

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2012年10月 3日 (水)

見事な戦略 ~またやられた!~

終齢幼虫で採集したキイロスズメ幼虫2頭。
両方とも、寄生されておりました!


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先日の寄生シモフリスズメと同じく。
ある日、蛹チェックしたら、中身スカッスカなわけですよ。
蛹の内部重量がやたら片方に偏ってるし、こりゃやられたなと;
土掘り返したら予想通り、小さな蛹がわんさかいらっしゃいました。
なんてこったい!


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寄生昆虫の蛹の拡大(↑)。
見たくねーよ!って言われそうですが、皆さん、これが現実ですw
むしろ、視点を変えて、寄生昆虫のこの見事な戦略に拍手を送ろうではありませんか。
わー、ぱちぱち!

幼い頃に幼虫育てて、精魂込めて育てた幼虫から、寄生蜂やら蠅やら出てきたら、「もう二度と育てん!」とトラウマものですよね。
その恐怖とか嫌悪とかガッカリ感とか悲しさとか、私もよく分かります。
でもこれこそ、素晴らしき戦略であり、儚くも逞しき命です。
寄生昆虫と芋虫毛虫、この営みも含めての幼虫飼育だと思うし、これもまた醍醐味だと思うのですよ。
はっとさせられる何かが、観察を通じて必ずあります。
私が幼虫にハマってしまった理由が、まさにこれらです。(笑)


ちなみに、まだ種の同定まではできてませんが、蛹は寄生蠅のものです。
実は先日、シモフリスズメに寄生していた蛹が羽化しまして・・・・・・まぁ、寝室が脱走したハエだらけになるという新たな伝説を作ってしまったわけですがwww
まぁ、見事にハエでした。
ぶんぶんぶん、ハエが飛ぶ。(爆)
5頭ほど記録用に酢エチで絞めてあります、うむ。


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今回の個体は写真記録を撮ってなかったので。
野外でみつけた褐色型のキイロスズメ幼虫をペタリしておきます。
こいつは、スズメバチの巣の近くにいたんですけど……大丈夫かいな;
寄生の心配の前に、スズメバチに肉団子にされないことを祈っておきます。

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