2011年8月18日 (木)

アオジタ飼育方法(環境編)

◆はじめに◆
こちらに記載している飼育方法はあくまで参考・目安です。
生き物は道具や機械ではありませんので、同じ飼育の仕方をしたとして、必ずしも同じ結果が得られるわけではありません。
飼育とは常にトライ&エラー、試行錯誤の連続です。

特に爬虫類を初めとするエキゾチックアニマルと呼ばれる彼らは、犬猫のように愛玩動物として改良されたものではありません。
ペットとして販売されていても、それは野生生物には違いなく、我々とは異なる常識で生きているものです。
生き物を飼育・観察し、彼らを理解するとともに、野生生物を飼育するということの難しさとリスクも十分に理解していただければと思います。

みなさまと彼らとの同居生活が、より楽しく良いものになるよう。
少しでも参考になれば幸いです。

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◆アオジタトカゲのケージについて◆
基本的に、1頭につき1ケージが基本です。
他個体との同居が可能な場合もありますが、当然ながら個体間の相性に大きく左右されます。
事故の予防、個体の健康管理の面でも、私は単独飼育をおすすめしています。

●ケージ
我が家で飼育しているアオジタは2匹とも成体です。
幼体時は特大プラケでも飼育はできますが、最終的には90cmクラスのケージがあれば安心です。

ケージには、水槽、爬虫類専用ケージ、衣装ケースなどが利用できます。
立体運動はしないので、ケージの高さはあまり必要ありませんが、アオジタは体に柔軟性がないので、底面積は広めに確保してあげてください。

また、蓋は必須です。
強い力で押し上げられないよう、ロックがかかるものか、重りを乗せて必ず脱走を防いでください。
脱走とそれに伴う野外放逐を未然に防ぐことは、飼育者の義務であり、責任です。

ちなみに、我が家は衣装ケースの改造ケージを使用しています。
以前は爬虫類専用のレプロ(ガラスケージ)を使用していましたが、重量があり丸洗いに苦労すること、転勤族の身には移動の点で向かないこともあり、軽量でコストも安い衣装ケースに変更しました。


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左の棚、衣装ケース3つがトカゲケージ。
(ちなみに木製のものは、ヘビケージです)

水槽等の大型ガラス製品は引っ越し業者は嫌がりますが、衣装ケースであれば、それが例えケージとして利用されているものであっても、普通の荷物と一緒に運搬してもらえます。

衣装ケースの改造については、コチラ



●レイアウト

ケージ内のレイアウトはシンプルが一番です。
余計なものをぐちゃぐちゃと入れても、引っかき回されるのがオチです。

<最低限必要>
①床材、②水入れ、③レンガ等の石

<あってもいいもの>
④エサ入れ ⑤シェルター(隠れ家) ⑥UV灯

<冬季対策>
⑦保温器具


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我が家のケージ。
サイズは「44×74×23」なので、もうワンランク大きいとなお良いかも。

①床材
ペットシーツ、ウッドチップなど今まで色々なものを使ってきましたが、結局落ち着いたのはパームマットやピートモス、黒土です。

パームマットは園芸用に固めたものをお湯でほぐすものがストックに場所をとらず便利です。
ホームセンターによっては置いてなかったりもするので、ピートモスや黒土など、そのときにあるものを使うようにしています。
(黒土は重量があるので、ケージが重くなるのが難点)

床材を厚めに敷けば勝手に潜るので、シェルターいらずです。
我が家では、1週間に1回くらいの頻度で、園芸用スコップを使って床材を撹拌しつつ糞の塊を探して取り除いています。
床材が減ってきたら、もしくは臭いがするようになったら、床材を全て捨て、新しい床材に交換しています。

②水入れ
どんなものでもいいですが、軽いとひっくり返されます。
重量のあるものを選んでください。
アオジタの体が浸るくらいの大きさのものであれば、気温が高いときの体温調節に役立ちます。

③レンガ等の石
ホームセンターの園芸コーナーや百均のレンガで十分です。
足の爪の伸び過ぎ防止、脱皮時に体を擦りつける場所として利用できます。

④エサ入れ
我が家はピンセットで直接給餌を行っているので、使用していません。
トカゲ用ペレットを与えていたときは、常設していました。
水入れ同様、ひっくり返されないものを。

⑤シェルター(隠れ家)
床材に潜ることをシェルター代わりにしています。
そこまで神経質な種類でもないので、我が家では幼体時にもシェルターは設置していませんでした。

⑥UV灯
我が家では常設はしていません。
気づいたときにたまに照射する程度です。
毎日照射してやる場合は、必ず光から逃げられる場所を作ってあげるようにしてください。
自分で好きな環境を選べるようにすることが大切です。

UVについて。
http://allabout.co.jp/pet/reptiles/closeup/CU20020320a/


⑦保温器具
保温はだいたい冬場に徹底します。
気温が低いと明らかに食欲が減退します。

我が家では、暖突をケージ上面1/2程度の範囲で。
小型パネルヒーターも入れています。
保温はケージの一部分のみを集中的に行い、生体が好ききな温度域を個体自身が選べるようにするのがベストです。

アオジタのように腹を引き摺るトカゲは腹部を冷やすと調子を崩しやすいので、パネルヒーターは重要です。
ただ、パネルヒータだけだと空気全体が暖まらず、冷たい空気によって肺を痛める可能性もあるので、保温器具はあくまで補助的なものだと考えてください。
基本、我が家では寒くなったら部屋全体を暖房保温です。

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2009年4月21日 (火)

床材変えました。

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引越しストレスか、アオジタが若干、ビビりになったので。
早く落ち着くようにと、床材をパームマットに変更しました。

いや、昔はパームマット使ってたんですけどね。
管理のし易さ等の理由から、ペットシーツを長い間、愛用していました。

……まぁ、マットでもシーツでも、一長一短あんまり変わらないかなぁ;

シーツだと爪がひっかかって事故になりそうなのと。
やっぱり、爪が削れず伸びる……気がします。
あと、隠れるのが難しいので、夜中にシーツを掘る音がやかましい。(爆)

仲間の化野氏とぽろっと話したときに、

「パームマットでも敷けば隠れていいぷー」

って、言ってたし。
とか、何となく思い出して、パームマットに戻してみた次第です。
超成果あったぜ!ってことはないですが、オオアオジタのぷちは若干落ち着いたかな。

あと、当り前ながらケージ内部の見た目は断然良いです。
しばらく、パームマットで行こう。
(ストックないので、買い足さなきゃいかんですが;)

若干、飼育管理に関わる記事なので。
記事分類は「アオジタ飼育方法」にしときまーす。
「トカゲ」カテゴリだと、埋もれちゃうもんね;

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2007年2月23日 (金)

★アオジタご飯★

アオジタトカゲは雑食です。
つまり、何でも食べるということ。
一見、楽そうに見える雑食ですが……これが実は大間違い!

雑食=何でも食べる=栄養バランスを考える必要がある

……ということです。
簡単に言えば、人間と同じだと思って下さい。
肉だけ、野菜だけ、では健康でいられないということです。
同時に好き嫌いもハッキリしてくる、それすなわち雑食、です。
このことを良く念頭に置いて下さいね。

■アオジタご飯Photo_3















我が家の主なご飯です(↑)

*フトアゴ成体用ペレット:常設
*ヒナウズラ:10日に1回ほど
*バナナ:1週間に1回、または腹減り徘徊があったとき
*ミネラオール:ミネラル添加剤、ヒナウズラにまぶして与えたり

注:給餌間隔は個体の状態、年齢によって異なってきます

以上の食べ物は我が家のアオジタがほぼ100%好んで食べるものです。
最初にも書いたようにアオジタは好き嫌いをします。
個体によって好むものも違うので、食べ物には工夫が必要になってきます。
一概にコレを与えれば食べるよ!!!と言えないのがアオジタです;

ただほとんどの子が大好きなのが、肉類、そして甘いもの。
何が一番エネルギーが高いのか生き物は知っているものです。
しかし、なかなか食べ物が見つからない野生下ならいざ知らず、飼育下でこれをガンガン与えると当然ながら肥満になります;

肥満=内臓脂肪過多=疾病・障害

できる限り、肉類の常時給餌は避け、野菜や果物を中心とした方が良いと思います。
特にピンクマウス、キャットフード、ドッグフード、あげ過ぎは禁物です。

食事を考えるとき、一番良いのは野生下での彼らが何を食べてるか?ということ。
頻繁に小型哺乳類(マウスなど)を食ることができているとは思えませんよね。
ならば、タンパク質の摂取源はどこなのか……?
庭のカナヘビは何を食べていますか?ニホントカゲは?
……そう、一番目につくもの、それはではないでしょうか?

というわけで、我が家ではマウスは運が良いときのご馳走程度。
マウスやるくらいなら、虫を給餌します。(笑)
餌用昆虫の代表例としては……、

フタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ、デュビア

ただ、ベビーのときはコオロギ好きでも大きくなると嗜好が変わったりするので。
ここらも工夫するところかもしれません。
我が家では、雑種のちびはデュビアを好みませんが、オオアオジタのぷちは大好きです。
活きた虫はちょっと……という方は、缶詰も販売されていますので利用してみても良いかもしれません。

そんなわけで我が家では四苦八苦しながら、質素な給餌を心がけています。
偏食してなかなか食べない子の打開策として例をあげると……、

*ウズラやマウスの血を付着させる
*刻んだウズラやマウスと野菜・果物を和える

……とまぁ、何ともありがちなんですけどね。(爆)
あとは、同じ食べ物ばかりだと飽きるみたいなので、食事のバリエーションを増やしてやるといったことでしょうか。

私の試行錯誤は過去の記事を参照して下されば……参考になる、かな?(↓)

ペディグリー和え
レップミール
チェーンフィーディング
ヨーグルト(下痢気味の個体対策)

また、ショップで個体を選ぶときに何を与えているのか訊くことも重要です。
ベビーのときにコオロギとバナナだけを与えられていた雑種のちびの偏食にはかなり苦労させられています。
何を食べているのか、何が好きなのか、お迎え前の事前調査も大切だと思います。

他に我が家で与えるものとして……、

*ミックスベジタブル
*各種果物(飼い主のお零れで・笑)
*豆腐(大豆系は結構好きみたいです)

当たり前ですが、チョコレートやタマネギはやめましょう。
また、野外採取の虫には寄生虫がいたりするので注意が必要です。

アオジタご飯の極意!
それは食事のバリエーション!!!

なお、上記の飼育方法はあくまで参考&目安です。
事故など起こりましても当方は責任を負いかねますのでご容赦を。

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